2012年3月19日

【ArtFM 那珂川町馬頭広重美術館「徳富蘇峰と青木藤作」(栃木県那須郡那珂川町)】

栃木県の那珂川町馬頭広重美術館へ行った。

木・石・紙は地元産、
裏山を借景にする平らで長い建屋、
設計は隈研吾氏だ。

収蔵品は広重中心の浮世絵で、
建屋から作品まで自然素材に溢れる。

企画展は「徳富蘇峰と青木藤作」。
蘇峰の書はよく分からんが、
洋画家川村清雄の絹・銀箔・油彩と和な余白が面白い。

超逸品の肉筆画、広重「富士十二景」の淡さには、
版画にはない絵師の心の風景が見えた。

再訪必至。

/アートツアラースグル

(こちら、館の正面です。たぶん。
裏山を借景にしている感じですね。)



(隈研吾さん、ティファニー銀座や、
根津美術館を設計なさった方です。)

(館内はこんな感じです。)

(広重の肉筆画帖「江都八景」より「品川秋月」です。
私が拝見したのは「富士十二景」なので、当作品ではありませんが、
おおよそこの様なコントラストの低い作品でした。
パッと見でその場を示す版画作品とは違う感じでしょ?
絵師広重の心の情景は、
こちらの方が近いのではないのかなぁと思いました。
※当画像はネットより拝借)

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