軽井沢絵本の森美術館へ行った。
当館が位置するムーゼの森、
自然な欧州色に非日常を感じる。
展示は資料や無数の絵本、挿絵で、
300年以上の歴史から絵本の楽しみまで得る事ができる。
特に今回初見、
妖精を描くシシリー・メアリー・バーカーの作品には、
子供に見出された光を感じた。
/スグル
軽井沢絵本の森美術館の第1展示館です。
レポートの通り当館は欧風の施設「ムーゼの森」に位置します。このムーゼの森には「ピクチャレスク・ガーデン(絵のように美しい庭)が創られており、庭を囲むように当館やエルツおもちゃ博物館、絵本図書館などが配置されています。
私の訪問は冬季ですので庭という感じはなかったのですが、西洋の森に迷い込んだような感じはしました。「絵本の中に入ったみたいな感じ」と表現すればよいのかもしれませんね。
この第1展示館は主に常設展示がなされる場で、300年以上の歴史を持つ絵本文化に関する資料や、絵本(Webサイトの情報によると館全体として6300点も収蔵しているそうです)、絵本の原画などが展示されています。
第1展示館のエントランスです。この木組みにこの採光、心惹かれます。
第1展示館の2階です。休憩ができるようになっています。
こんな心地いい雰囲気に浸ったら、長時間離れられないでしょうね。
第2展示館です。主に企画展が開催されます。私の訪問時は「女性イラストレーター展 -優美な絵本世界への誘い-」で、収蔵品を元にした展覧会が開催されていました。そこで出会ったのが、イギリスの挿絵画家、シシリー・メアリー・バーカーです。
シシリー・メアリー・バーカー「サラクソウの妖精」です(当画像はネットより拝借)。
確かに妖精なのですが、どちらかと言えば、妖精の格好をした子供という感じがします。その丁寧で繊細でイキイキとした表現に光を感じました。
すごく心惹かれる作品ながら今まで知らなかったので確認してみると、シシリー・メアリー・バーカーは病弱、内気で、外に出ることがあまりなく、教養は家庭教育、絵画も水彩画の心得があった父親から教えてもらったという独学に近い状態だったそうです。そう聞くと、自身とは逆の存在に対する想いが作品を生んでいるように思えます。私自身の感じた光も、そういったことなのかもしれません。
※当画像はネットより拝借
※当画像はネットより拝借
〒389-0111
・長野県北佐久郡軽井沢町長倉182(塩沢・風越公園) 【map】
・TEL: 0267-48-3340
【開館時間】・9:30~17:00(3月~11月)
・10:00~16:00(12月~1月)
【休館日】
・基本、火曜日休館
・夏季無休期間や冬季長期休館など有り
※リンク先を要確認
【アクセス】
・基本、車かバス。
私はレンタサイクル(軽井沢駅より30分弱)を選びましたが。
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