2012年6月11日

【ArtFM 斎藤真一心の美術館「越後瞽女日記」(山形県天童市)】

山形県天童市の斎藤真一心の美術館へ行った。

企画は斎藤真一「越後瞽女日記」。
盲目の旅芸人、瞽女(ごぜ)の行脚と、
瞽女お春の悲恋とが描かれている。

作品から溢れる赤は恐ろしく鮮やかで重い。

入館時は軽かった館内に響く三味線と瞽女の唄が、
いつしか鎮魂歌に変わっていた。

/アートツアラースグル
 斎藤真一心の美術館の1階です。蔵のような雰囲気が漂っています。 

 館の2階です。小型の美術館ですが展示作品は数十点あります。作品それぞれはずっしりと重く、心がいっぱいです。 

 斎藤真一心の美術館の外観です。当日は雨。ちゃっと撮ってちゃっと引く、そんな感じでした。

 斎藤真一「紅い陽の村」。
 手前を歩いているのが、盲目の旅芸人 瞽女(ごぜ)です。その当時、盲目の方のお仕事は鍼灸師か瞽女くらいしかなかったそうです。それはそれは大変な旅だったでしょう。

 斎藤真一「愛 お春恋唄」です。
 雪の中で三味線を抱えて死んでしまったという瞽女 お春のヴァイオリン弾き太郎との恋を描いています。

 斎藤真一「お春恋唄」です。
 悲しいやら重いやら。この「赤」、現物で是非に味わって頂きたく思います。

 さて、天童市の名物です。天童と言えば、将棋の駒ですよね。お土産物店はもちろん、市内の色々な場所で将棋駒を見る事ができます。

 天童と言えば本来は「そば」なのですが、予定外に美術館に長居をしてしまった為、移動先の秋田県の横手で名物を食べることとなりました。横手の名物は「横手やきそば」です。
 前回横手にお邪魔した際は秋田県立近代美術館で戴きましたが、今回は横手駅前すぐのお店「へのかっぱ」で頂きました。

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