2011年8月24日

【ArtFM 賢治とモリスの館(宮城県仙台市 作並温泉郷)】

仙台市作並温泉郷の「賢治とモリスの館」へ行った。

当館は東北大学名誉教授大内先生の別荘で、
先生のモリス研究のエッセンスが詰まっている。

マルクス経済学者の先生がモリス研究をなさった事、
モリスと日本文学の系譜のお話しなど、
大変興味深かった。

モリスのオリジナル書籍を抱えページをめくった事、感激だ。
また伺いたい。

/スグル
(ウィリアム・モリスのオリジナル本です。
抱えさせて頂きました。ページをめくらせて頂きました。
感激です。) 

(目にする物の多くがモリスです。) 

(右側のレースのカーテンがいいなぁ。
もちろんモリス柄です。) 

(グリーン・ダイニングルームを模した、主室です。) 


(建屋に通じる通路には、
バラがスタンダード仕立てで植えられています。
ちなみにこの植え方は、モリスの別荘に沿ったものです。) 

1 件のコメント:

  1. 当館は、先生の別荘という事で、完全予約制です。事前にメールか電話で連絡をする必要があります。その際には、訪問する日時と、食事の有無を伝えて下さい。
    その食事、是非に味わいたいものです。先生曰く「食事とは小芸術。こちらの食事も芸術品だ。」との事。また、当館の主室は、モリスが手掛けた、英ヴィクトリア&アルバート美術館内レストランのグリーン・ダイニングルームを模したものでもあるからです。

    ちなみにモリスとは、アーツ&クラフツ運動のウィリアム・モリスです。自然に芸術を見出した方であり、後のアールヌーヴォー様式の先駆者とも言える方です。日本の文学者への影響も大きく、宮沢賢治がその著書にてモリスについて触れている他、先生の研究によると、夏目漱石(イギリス留学中にグリーン・ダイニングを利用していた模様)や芥川龍之介にも少なからず影響を与えていたようです。
    多少、モリスの事について調べて伺うと、より楽しめると思いますよ。

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