2011年7月28日

【ArtFM 熊本県立美術館 永青文庫展示室「細川コレクション」(熊本県熊本市)】

熊本県立美術館の隣にある永青文庫展示室へ行った。

建屋は小さく、内容も肥後細川家の絵師に限定だが、
本館にも勝る作品が展示されている。

中でも福田太華がマジヤバい。

絵画好きの8代藩主斉茲に仕えた万能の方なのだが、
絵の構図も筆の巧みさも顎を外すに十分。

2幅の孔雀図、墨画に鮮やかな色が見えた。

/スグル
(館内より庭の風景です。
普通に歩いていても見えない庭、
すごぉく すごぉく 面白いなぁと思いました。
庭は腰を据えてゆったりと見ると
より楽しめるものです。)


(この画像、"肥後のダヴィンチ"
福田太華の作品なのですが、
残念ながら当館の作品ではなく、
八代市立博物館所蔵の「梅椿に孔雀図」というものです。
構図は似ていますが、当館所蔵の作品は墨絵になります。
しかし、墨絵なのに、この画像と同じように
色が鮮やかに見えるんですよ。
ぜひご覧頂きたい逸品です。
※当画像はネットより拝借)

1 件のコメント:

  1. 私がお邪魔した「細川コレクション永青文庫展示室」、
    本館の熊本県立美術館に比べ、明らかに小さい建物です。
    ですので、あっという間に見終わると思っていたのですよ。
    ところが、これが違いました。
    作品が何とも素晴らしい。
    一作品一作品に相当な時間を費やしてしまいました。

    投稿中にも書きましたが、福田太華はすごいですよ。
    孔雀の絵、墨絵なので白黒だったのですが、
    あまりの迫力ある描写に、ハッキリと色が頭に思い浮かびました。
    万能の方であったという事から、私は彼を
    「肥後のダヴィンチ」と称します。
    必見です。

    順路の最後に用意されている休憩所も
    その嗜好に触れる事が気持ちいいですよ。
    枯山水、それそのものが見立てですが、
    この館の中では、それをまた絵巻物のように見る事ができます。
    これが、座らないと見えない。
    座る事で、ゆっくりとその世界を堪能できます。

    行ってよかったぁ。

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