広島県広島市のひろしま美術館へ行った。
美術便覧の如き充実した収蔵品群。
19世紀以降を旅した感覚を得る。
特に2作品。
ピカソの「酒場の二人の女」。
世界が羨む作品だ。
そして、ルドンの「青い花瓶の花」。
不幸な生立ち故に描いた異形の黒、
対して、幸せ故に描いたこの鮮やかな色。
涙の溢れる作品だ。
また会いたい。
/スグル
※当館は収蔵品が充実している為、
他にも印象深き作品がたっぷりあります。
実は、大好きなルオーも充実しているんですよね。
が、文字数制限の為、2作品についてのみ触れています。
(マイヨールのヴィーナスです。
許可を戴き、撮影しました。)
工事中で閉まっていましたが、許可を戴き撮影しました。)
で、好きな作品を選ぶ課題があったようなのですが、
モネに集まっている姿を見て、
「日本人ってDNAレベルで印象派なんだなぁ」と思いました。)
徒歩15分程です。)
(当館の収蔵品ではありませんが、
ルドンの黒で描かれた異形の作品の一例です。
通常、ルドンと言えばこういった作品が挙げられます。
通常、ルドンと言えばこういった作品が挙げられます。
※当画像はネットより拝借)
(当館の収蔵品、ルドン「青い花瓶の花」です。
ルドンの生い立ちは幸せなものではありません。
母親がルドンの兄を溺愛していたが為、
生後2日で捨てられてしまいました。
その生い立ちが故の”異形の黒”です。
が、妻カミーユと結婚してからというもの、
大変色彩豊かになりました。
この作品は、妻カミーユが飾っていた花を描いたものです。
母親がルドンの兄を溺愛していたが為、
生後2日で捨てられてしまいました。
その生い立ちが故の”異形の黒”です。
が、妻カミーユと結婚してからというもの、
大変色彩豊かになりました。
この作品は、妻カミーユが飾っていた花を描いたものです。
※当画像はネットより拝借)
何度も書いていますが、私はルオーが大好きなんですよ。あの、人間を埋めよった・・と思わせる作品、毎度心打たれます。当館の充実した収蔵品の中にはルオーの作品も多く、かなり満足しました。
返信削除その他についても、有名処の画家はほぼそろっているといった感じで、満足感いっぱいでした。ピカソの「酒場の二人の女」なんて、恐ろしい程の価値のある作品で、拝見できたこと自体が幸せです。
が、投稿中では、ルドンを特に挙げました。文字数が足らないからというのも大きな理由ですが、見ただけで涙がこぼれそうだったという事が更に大きい理由です。
ルドンの描いた黒い異形の作品。つい先日、府中市美術館で見てきました。こころが爪で引っ掻かれるような作品です。その思い出を濃く持つ私の前に突然現れたのが、この色鮮やかな花でした。ひろしま美術館にあるとは知らなかったので、相当におどろきましたよ。
ルドンの話しは前から知っていましたが、作品を前にすると、その話しが臨場感たっぷりになるんですよね。いい思い出となりました。
是非また拝見したいものです。