2011年10月11日

【ArtFM ひろしま美術館(広島県広島市)】

広島県広島市のひろしま美術館へ行った。

美術便覧の如き充実した収蔵品群。
19世紀以降を旅した感覚を得る。

特に2作品。

ピカソの「酒場の二人の女」。
世界が羨む作品だ。

そして、ルドンの「青い花瓶の花」。
不幸な生立ち故に描いた異形の黒、
対して、幸せ故に描いたこの鮮やかな色。
涙の溢れる作品だ。

また会いたい。

/スグル

※当館は収蔵品が充実している為、
他にも印象深き作品がたっぷりあります。
実は、大好きなルオーも充実しているんですよね。
が、文字数制限の為、2作品についてのみ触れています。


(マイヨールのヴィーナスです。
許可を戴き、撮影しました。)

(本館入口です。
工事中で閉まっていましたが、許可を戴き撮影しました。) 



(私が伺った際、小学校?の課外授業が行われていました。
で、好きな作品を選ぶ課題があったようなのですが、
モネに集まっている姿を見て、
「日本人ってDNAレベルで印象派なんだなぁ」と思いました。)

(原爆ドームです。徒歩10分程の所にあります)


(名物ビル「お好み村」で食べました。
徒歩15分程です。)

(当館の収蔵品ではありませんが、
ルドンの黒で描かれた異形の作品の一例です。
通常、ルドンと言えばこういった作品が挙げられます。
※当画像はネットより拝借) 

(当館の収蔵品、ルドン「青い花瓶の花」です。
ルドンの生い立ちは幸せなものではありません。
母親がルドンの兄を溺愛していたが為、
生後2日で捨てられてしまいました。
その生い立ちが故の”異形の黒”です。
が、妻カミーユと結婚してからというもの、
大変色彩豊かになりました。
この作品は、妻カミーユが飾っていた花を描いたものです。
※当画像はネットより拝借)

1 件のコメント:

  1. 何度も書いていますが、私はルオーが大好きなんですよ。あの、人間を埋めよった・・と思わせる作品、毎度心打たれます。当館の充実した収蔵品の中にはルオーの作品も多く、かなり満足しました。
    その他についても、有名処の画家はほぼそろっているといった感じで、満足感いっぱいでした。ピカソの「酒場の二人の女」なんて、恐ろしい程の価値のある作品で、拝見できたこと自体が幸せです。
    が、投稿中では、ルドンを特に挙げました。文字数が足らないからというのも大きな理由ですが、見ただけで涙がこぼれそうだったという事が更に大きい理由です。
    ルドンの描いた黒い異形の作品。つい先日、府中市美術館で見てきました。こころが爪で引っ掻かれるような作品です。その思い出を濃く持つ私の前に突然現れたのが、この色鮮やかな花でした。ひろしま美術館にあるとは知らなかったので、相当におどろきましたよ。
    ルドンの話しは前から知っていましたが、作品を前にすると、その話しが臨場感たっぷりになるんですよね。いい思い出となりました。
    是非また拝見したいものです。

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