ArtFM(アートエフエム)おためしブログの
第2回展覧会報告です。
東京都庁45階南展望台で開催されていた
「アールブリュット展」に行ってきました。
アールブリュット(アウトサイダーアート)とは、
既成概念に左右されず作者独自の方法・発想で作られた芸術で、
加工されていない「生(き)の芸術」の事を指します。
定義的には、広範囲の作品を指しますが、
事実上、障がい者のアートが中心です。
作品は全てパネル展示でしたが、
その存在感を感じるに十分なものでした。
表現の幅が違います。
姿かたちが明確でない既成概念が 大きな巨人として現れ、
自身をグイグイと縛る姿が浮かびました。
人の可能性を摘んでいるものは、
人そのものである様子です。
(ただし、私は、制約は重要だと考えています。
制約があるからこそ、力が生じるからです。
既成概念が表現の幅を狭めるという問題は、
その既成概念の姿かたちがはっきりしないという所にあります。)
会場にいらっしゃった、社会福祉法人愛成会の方にご挨拶し伺ったところ、
フランスにて開催中の「アール・ブリュット・ジャポネ展」の作品が、
2011年2月、滋賀での特別展にて展示されるそうです。
予定的に微妙な時期ではありますが、観に行きたく思っております。
/suguru
/スグル
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