2011年10月6日

【ArtFM 府中市美術館「世紀末、美のかたち」(東京都府中市)】

東京の府中市美術館で開催中の
「世紀末、美のかたち」展へ行った。

アールヌーヴォーの有名処に、
象徴主義ルドンを添加。
世紀末色を醸し出している。
半分は美しく半分は妖しい。

ガレのグリム的色合はルドンの黒で増幅。
美しきラリックの鉢は悪女カリプソの魅惑だ。
妖しい?分かっている。
が、浸りたい・・。

/スグル
(美術館の窓から外を眺めた光景です。) 




 (当館は、府中の森公園内にあります。
こんな感じの公園です。)

(公園内の別施設、芸術劇場の天井です。) 

(ちょっと色合いの違う写真です) 

(※当画像はネットより拝借)

1 件のコメント:

  1. ラリックお得意のオパールガラス。今まで色々な作品を見てきましたが、今回のカリプソの鉢は特にいい!と感じるものでした。
    投稿中にも書きましたが、カリプソは悪魔的女性像を持った海の精霊(女神)です。その魅力で男を落とします。その逸話とオパールガラスが絶妙なんですよね。
    オパールガラスは透明感の多少ある乳白色のガラスです。、の当たり具合によって、青やピンクを発色します。その色が私には、「水の青」「色気のピンク」「肌の白」に見えるんですよ。もう魅惑されまくりでした。

    ルドンの黒、皆々様の感想は分かれるでしょうが、その妖気を放つ黒、私は好きです。オススメとは言いませんが、今回の展覧会の雰囲気を作る、重要な作品群です。ガレのアールヌーヴォー作品はそもそも怪しさを持っていますが、それを増幅しているのがルドンです。ご覧戴ければと思います。

    感想の尽きない当展覧会、私はまたお邪魔するつもりです。

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