2013年3月1日

【ArtFM 東山魁夷館「冬の記憶 -川端康成とのめぐりあい-」 善光寺(長野県長野市)】

長野県長野市の東山魁夷館へ行った。

善光寺近く、谷口吉生氏設計の当館、
外観は主張控えめながら
館内には上質な心地よさを感じる。

展覧会は収蔵品展「冬の記憶」で、
並ぶ景色は冷たい。

白い息、肌を刺す風、美に止まる足。

いつか見たような素朴な景色に、
寒さや素朴さにも美を見い出す
日本に生まれた喜びを感じた。

/アートツアラースグル
(東山魁夷館です。庭面から写しています。) 

 (正面です。
設計はレポートの通り、谷口吉生さん。
日本全国多くの館を手掛けていらっしゃり、
いつも心惹かれます。
ちなみに、当館については、
アルミの光沢は気になるものの、
デザイン的には主張が控えめです。
お気持ちの変化が
いろいろとあるのだろうと思いました。
以下の数館とお比べ下さい。

(館内です。
高級マンションのエントランスといった感じで、
ラグジュアリーという言葉がよく似合います。)

(私の言う、上質な心地よさ、
伝わります??
しばらく座って、お喋りしたいですね。)


(東山魁夷の代表作の1つ、「年暮る」です。
本画は東京広尾の山種美術館所蔵ですので、
今回の所蔵品展では習作が展示されていました。
それでも、いいもんはいい。
当館の所蔵品は習作も大変多いですが、
それぞれビックリするほど心惹かれます。
ちなみに、当館に本画がたくさんあるのは、
自身の作品を分散させたくないとのご意志から、
東山さんご本人が長野県と交渉したから
という経緯があります。
余談ですが、版画作品の所蔵が多いのは
香川の東山魁夷せとうち美術館です。
※当画像はネットより拝借

(東山魁夷「北山初雪」。
こちらも本画は川端康成記念会所蔵で、
当館所蔵は習作です。
でも、やっぱり、ええもんはええ!
※当画像はネットより拝借)

(東山魁夷「夕涼」です。
※当画像はネットより拝借)

(東山魁夷「聖夜」です。
※当画像はネットより拝借)

(さて、レポートにも書きましたが、
当館は、長野県の超名所の
善光寺すぐ近くに位置します。
当館も善光寺も今回2度目の訪問ですが、
いつも善光寺を堪能する
時間の余裕がありません。
美術館で時間を過ごしすぎなんでしょうね。) 

 (仁王門です。
ご覧頂きたいのは、左右の仁王像。
作者が高村光雲(智恵子抄の高村光太郎のお父ちゃん)と
光雲の右腕、米原雲海です。
かっこよすぎて悶絶します。
ただ、網越しにしか見ることができないのが残念。

 (さて、電車です。
都合上、いろいろな電車に乗りました。
こちらは、しなの鉄道、上り。)

 (しなの鉄道、下り。
軽井沢駅だったか、上田駅だったか・・)

(信越本線です。黒姫駅にて。)

 (こちらは飯山線。飯山駅にて。)

(飯山線の車内より撮影した風景です。
飯山線は、車窓の景色が魅力的です。)

0 件のコメント:

コメントを投稿