2011年9月3日

【ArtFM 秋田市立千秋美術館(秋田県秋田市)】

秋田市立千秋美術館へ行った。

企画展「KITTY EX」の為、
収蔵品の展示は岡田謙三と秋田蘭画の複製品のみ。
まぁしょうがない。

平賀源内の影響で日本画に西洋の写実を添加、
藩主までのめり込んだ秋田蘭画、
どこかで見た近代の日本画の様で実に先進的だ。

従来の掛軸好きの私だが、
別物として楽しむ事が出来た。
すごいねぇ源内さん。

/スグル


1 件のコメント:

  1. 先日、香川の香川県立ミュージアムへお邪魔した際、平賀源内の功績について展示がなされていました。そこには秋田蘭画は展示されていませんでしたが、源内焼なる源内考案の焼物が展示されていました。
    これがあまり私好みじゃなかったんですよね。私が未熟な為ではありますが、深みを感じることができませんでした。ちょっといいものを効率よく作る製法だからでしょうか。
    今回の秋田蘭画、彼自身が突き詰めていなかった事が良かったなぁと思います。新たなエッセンスを加えてもらった事で日本画の幅は広がり、そして、従来より質の悪い物を生み出す事にもならなかったからです。好奇心が方々に溢れ過ぎの方には、画を極めるなどという事は普通は難しいでしょう。ダヴィンチみたいな方もいらっしゃいますけどね。
    ちなみに、悪い様に書いている様に見えるかもしれませんが、今回についてはすごいなぁと本気で思う次第です。基本的に保守的な日本に、あらたなエッセンスを加えたんですから。そりゃすごいですよ。
    作品保護の観点上、1年に1カ月ほどしか展示されない秋田蘭画、また現物を見てみたいものです。

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