敷地内に蓮池と釈迦堂、
季節で変わるであろう趣きに思いを馳せる。
展覧会は「人間国宝 象堂・小平二・赤水」で、
並ぶは歴史的造形にもモダンにも思える鋳物、
魅力的な貫入の青磁、
自然の土色!?精緻な花紋の無名異焼。
作品を楽しみつつも、
自身の成長を青磁の映りに見た。
/アートツアラースグル
(当館の敷地にある蓮池と釈迦堂です。
今回は晴れた日の
鮮やかな緑に包まれた姿でしたが、
花の季節、枯れる季節、雪景色、梅雨・・
などとそれぞれ楽しめるような気がします。)
(美術館の本館です。
常設展示室や企画展示室に加え、
マイセンやシャガールの常設展示を行う
部屋があります。
文字数的にレポートには書けなかったのですが、
なかなかにしていいものです。)
(参考写真、
佐々木象堂「蝋型鋳銅獣装耳花入」です。
私が感じた、
「歴史的造形にもモダンにも見える」という気持ち、
伝わりますでしょうか?
ちなみに、作品は20点ほど(だったかな?)
展示されていたのですが、
どれも造形として魅力的で、
しばらく見とれてしまいました。
※当画像はネットより拝借)
(※当画像はネットより拝借
三浦小平二「青磁モスク蓋物」です。
この写真ではわかりにくいのですが、
私には貫入が魅力的に映りました。
ところで、私は備前・萩を中心に
結構な数の焼物を持っている事もあり
焼物が基本的に好きです。
が、青磁は持っていないし、
触れてもいないのもあって、
さっぱり良さが分からない代物でした。
それが変わってきたのは、
鹿児島指宿の薩摩伝承館にお邪魔してからです。
展示されていた青磁は、
色がまっことトロぉンとした魅力的なもので、
目だけでなく、
口で味わいたいと思わせるものでした。
(あ、素直に書いてしまいましたが、
変態扱いしないで下さいね。)
それ以来、青磁の良さを
少しずつ感じられるようになってきています。
感性が全く働かない状態からの脱出、
これも成長だと思っている次第です。
(伊藤赤水「無名異練上花紋鉢」です。
実に大地な褐色の地肌に、
肌色のような花と赤い花。
描いたようにしか思えませんが、
この赤は土の色です。
練り上げという手法で作られています。
製作場面を見たことがないので
細かくはわからないのですが、
ネットの情報によると、
「色の違う土を重ねて
巻きずしのようなものを作り、
それを輪切りにした断面を並べて
皿や壺の形を作」っているのだそうです。
ほおぉぉぉぉ・・・
是非に作っているお姿を拝見したいです。
※当画像はネットより拝借)
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