2013年1月6日

【ArtFM 植田正治写真美術館「無邪気なオブジェ」(鳥取県西伯郡伯耆町)】

鳥取県西伯郡伯耆町の
植田正治写真美術館へ行った。

高松伸氏設計、
建設中の橋梁の様でワクワクする当館、
空を映す池と
大山を写す巨大レンズがカメラを意識させる。

展覧会は「無邪気なオブジェ」で、
子供が写った演出写真がズラリ。

無邪気な感じもないではないが、
私には少々不気味な笑い声も聞こえてきた。

/アートツアラースグル
(建屋の道に面した側です。
真ん中に入口が見えますが、
こちらは主の入り口ではありません。
この裏側に主の入り口があります。
なので、どちらが正面か
よくわからない美術館です。)

(上の写真の裏側です。
真ん中少し右に入り口があります。) 

(レポート中に
建設途中の橋梁と書きましたが、
文字数に余裕があれば
建設途中の高速道路と書こうかと
思っていました。
別に、中途半端な建物と
言っているわけではなく、
建屋の雰囲気が橋や高速道路の
柱のように見え、
なにか更に大きなものの存在を
感じたような気がしたため、
先行きが楽しみという意味で
「建設途中」としました。
明石海峡大橋の建設が進んでいくのを
数年間にわたって
浜から眺めていた経験があり、
その時抱いていたワクワク感が
文のもとになっています。) 

(棺の前から見える大山です。
ずっと雲に隠れていて
山頂は全く見えませんでした。
寒い時期のこういった雲の具合、
日本海側共通ですよね。)

(さて館内です。) 

 

 (この椅子からの眺めが
なかなかのものなんですよ。)

(こんな感じです。
奥に大山が見え、
そして手前の四角の池に
逆さ大山が映ります。) 

(しばらく眺めていると、
曇から雨へ変わりました。) 



(植田正治「少女四態」です。
仕組んだ形で
面に人を入れています。
そこに、モデルとして入れたという
感じは全くしません。
どこか流れるシュールさに
ダリのような不気味さと魅力を感じました。
※当画像はネットより拝借)

 (入館時、曇。そして、雨。
しばらくすると、晴れになりました。
山間部ではないのですが、
山の天気ですね。
ちなみにこの写真は、
植田正治作品に刺激を受け、
自分なりの人の入れ方で
館より外を撮ったものです。
逆さの空に、ちょっとのシュールさと
深さを感じました。)

(すごぉく面白い作りです。)

(レポートの通り、
当館には世界最大級の巨大レンズがあり、
映像展示室の壁に埋め込まれています。
映像展示室では
植田正治を紹介する映像が
流れているのですが、
そのナレーションに合わせて巨大レンズが開眼し、
大山を映し出します。
映し出される逆さ大山は、
鮮明な画像というわけではありませんが、
カメラの中に自身を置く体験として
心に残りました。)

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