福島県浜通り、太平洋岸に位置する当館、
周辺美術館の少なさに再訪ながら達成感を得る。
常設展の主は戦後世界の現代美術で、
ウォーホル、フランク・ステラ等の作品が並ぶ。
特に直立不動、
ゴームリーの「見ることを学んでいる」には、
脇腹をちょんちょんしたい緩んだ気持ちになった。
/スグル
今回の1枚目はいわき市立美術館の外観です。普通の直方体ではなく、入口に誘引するような形をしています。
当建屋は3階建てです。1階には常設展示室と軽食・喫茶室、2階には企画展示室、3会には図書室などがあります。今回の訪問時は企画展・特別展はありませんでしたが、所蔵品の常設展示はなされていました。
所蔵の中心は、戦後世界の現代美術と地元所縁の作家さんの作品です。
実は当館への訪問は2回目。こちらなどの館内の写真は前回の撮影分です。
ところで、レポート中に「周辺美術館が少ない」と書いた件、あらためて確認してみました。やはり少ない様子です。今回訪問した太平洋岸南端のいわき市の周辺もそうですし、以前に訪問した太平洋岸北端の相馬市周辺にもほとんどありません。
が、実は県境を過ぎると大型の館があらわれてきます。北隣の宮城県となると仙台の各館がありますし、南隣の茨城県となると天心記念五浦美術館があります。特に天心記念五浦美術館は、岡倉天心ゆかりの"聖地(大げさに言ってます)"であり"東洋のバルビゾン"とも呼ばれる「五浦(いづら)」に建つ館です。所蔵品も岡倉天心系の横山大観や菱田春草など、一級の画家の作品が多数揃っています。当館訪問の際は、天心記念五浦美術館への訪問もお薦めします。
フランク・ステラ「ウリッド・スケッチ」です(※当画像はネットより拝借)。画像上では小さい作品のように思えますが、実物は1.6m×1.6mもあります。
アンディ・ウォーホル「16のジャッキーの肖像」です(※当画像はネットより拝借)。こちらも大型の作品で約2m×1.6mほどあります。この通り、有名なアーティストの作品がいくつもある美術館です。
アントニー・ゴームリー「見ることを学んでいる」です(※当画像はネットより拝借)。この緊張しているような直立不動体勢、脇腹をつつきたくてしょうがありません。もだえてくれたら嬉しいなぁ(笑)。
ちなみにこの作品は、鉛やファイバーグラスでつくられた彫刻作品で、高さは等身大、約2mあります。
行きはJR常磐線。特急「スーパーひたち」に乗りました。うつぼを思わせるイカツイ面構えです。各座席にAC電源があるなど、設備は十分に整っています。
往路は、いわき駅から西に郡山駅まで走る磐越東線に乗りました。乗り鉄というわけでも撮り鉄というわけでもないのですが、結果としてマニア並みに撮ったり載ったりしています。
〒970-8026
・福島県いわき市平字堂根町4-4 【map】
・TEL:0246-25-1111
【開館時間】
・9:30~17:00(展示室への入場は閉館30分前まで)
・7月、8月の毎週金曜日は、夜8時まで開館
【休館日】
・毎週月曜日(ただし、月曜日が祝日等の場合は開館し翌日休館)
・年末年始(12月28日から1月4日)
・(注)平成25年度は、8月12日は臨時開館します。
・(注)平成25年9月17日(火)から平成26年11月14日(金)までは臨時休館。
【観覧料(常設展)】
・210円(一般)
・140円(大学生)
・祝日は常設展観覧無料
・企画展はその都度定める
【アクセス】
・JR常磐線・磐越東線いわき駅より徒歩12分
※実際歩いたところ、途中にパブリックアート(彫刻)があり、もう少々の時間を要してしましました。ちなみに、googleマップによると徒歩13分だそうです。
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