濱田浩造の作品を拝見しました。
第1弾は桂浜の近くに立つ「長宗我部元親初陣の像」。
土佐の戦国武将で四国の覇者、長宗我部元親の銅像です。
その気迫とあまりのカッコ良さは男をも虜にします。
気付けば2時間半を共に過ごしていました。
アニキ・・
/スグル
今回の1枚目は「長宗我部元親初陣の像(ちょうそかべもとちかういじん)」です。以下、気迫あふれるアニキの姿を載せていきます。
長宗我部元親は土佐の戦国大名で、四国制覇を成し遂げた人物です。初陣を飾る22歳の元親の足元には四国が描かれています。それを掴み取ろうとする姿がまた漢(オトコ)です。
作者は濱田浩造さん(1940-2001年(享年62歳))。高知を代表する銅像作家で、高知県に現存する43体の人物銅像のうち、25体を制作した方です。他の作品には、「維新の門群像(梼原町)」、「岩崎弥太郎先生像(安芸市)」「萬次郎少年像(足摺)」などがあります。うち、「岩崎弥太郎先生像」はこちらです。「維新の門群像」「萬次郎少年像」については2014年1月に訪問予定なので、夏頃にアップの予定です。
一応表明しておきますが、「アニキ」「虜にする」などとレポートに書いたものの、私はノンケです。同姓にホレることはあっても、決して恋愛感情はございません。
「アニキ」とはゲーム「戦国BASARA」での長宗我部元親の呼称です。ゲームを全くしない私としては「戦国BASARA」に触れる機会もないのですが、「歴史秘話ヒストリア(NHK)」を見たことでこの呼称を知りました。ただ、記載した理由はそれが「面白いから」ではありません。この像の近年の状況にとって重要だからです。
「戦国BASARA」などの歴史ゲームは、”歴女(レキジョ)”を生み出しました。彼女たちの行動力はすさまじく、私のアートツーリズムも顔負けです。こちらのアニキの像も人気者で(戦国BASARA人気投票で第5位)、多くの女性が訪れています。近所の方とお話したのですが、「よく道を聞かれるよ」との事。中小企業診断士の私としては、この現象は見逃せません。
ちなみに、30代後半の私にとって、歴史ゲームと言えばアクションゲームではなくシミュレーションゲームです。多くの同年代の方にとっても同じではないでしょうか。特に「信長の野望<全国版>」では長宗我部(元親)に大変お世話になりました。”暗殺””入札”で瞬く間に四国を統一する快感。アニキに感謝です。
背中もカッコイイ アニキ。
影もカッコイイ アニキ。
予定では1時間程度でこの場を去るはずだったのですが、あまりの見事さに時が過ぎるのを忘れていました。結局、2時間半オーバー。熱い夜でした。あ、私はノンケです。
どこから見てもかっこいいアニキでした。
さて、以下のスナップ3枚は、はりまや橋まで戻ってきた後に町中で見つけた光景です。アニキとの別れを思わせる少々さみしい写真となりました。
【長宗我部元親初陣の像】
・高知県高知市長浜 【map】
【作者】
・濱田浩造(はまだこうぞう)
【建立】
・1999年(平成11年)(没後400年)
【アクセス(公式)】
・南はりまや橋から高知県交通バス「桂浜」行き乗車、「南海中学校通」で下車後、徒歩約5分
【アクセス(スグル版)】
・上記の公式(高知市観光振興課)の情報が不明確で不正確なので、以下に私が足で得た情報を記します。ただし、2013年5月時点の情報ですので、くわしくはバスを運行している「高知県交通」へ問合せて下さい。(TEL:088-845-1611)
※まず、「南はりまや橋」バス停の場所をgoogleマップで示します。こちらです。
※「南はりまや橋」バス停は高知駅前すぐのバス停ではありません。高知の繁華街近くのバス停です。高知駅からは徒歩で約15分、路面電車で約5分(190円:「高知駅前」~「はりまや橋」)の距離にあります。
※乗車するバスは「桂浜」行きか「みませ」行きです。1時間に2本程度あります。
※「南はりまや橋」から「南海中学校通」までは約20分で、運賃は460円です。
※「南海中学校通(往路)」バス停から「長宗我部元親初陣の像」まで徒歩約10分です。私には"徒歩5分"は無理でした。
※帰路の最終バスは21:00過ぎです。「南海中学校通(帰路)」バス停のそばにはスーパーがあるものの夜は寂しい場所ですので、早めに(明るいうちに)引き上げて下さい。
【「南海中学校通」バス停時刻表】
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