今回は「リヒテンシュタイン」侯国展。
小豆島サイズながら芸術大国の、
ルーベンス、ラファエロ等々
世界的至宝が多数来日している。
動感激高の天井画の天井展示を始め、
色気たっぷりの細工・象嵌、
肌に触れたい肖像等がズラリ。
140文字に収まらぬレッドゾーンの興奮がそこにあった。
/アートツアラースグル
(美術館の館内です。
今回は全く撮影をしていないので、
前回撮影したものを載せます。)
(今回の展覧会の「リヒテンシュタイン」、
ヨーロッパの国の名前ですが、
外務省のホームページによると、
リヒテンシュタイン「公国」だそうです。
が、会場では「侯国」と書かれていたので
レポートにはそちらを採用しました。
芸術大国としての知名度に触れましたが、
一般的には、タックスヘイブン、すなわち
世界的な租税回避地としての方が
有名かもしれません。
Wikipediaによると、ペーパカンパニーだらけで、
人口よりも法人企業数が多いと
言われているのだとか
(おかげで、一般国民に直接税は無し)。
ケイマン諸島ほどではないにしても、
別の顔がある事にドラマを感じます。)
(アントニオ・ベルッチ「絵画の寓意」。
「占星術」「彫刻」「音楽」と合わせて
全4枚中の1枚です。
元々天井画だそうで、
今回の展覧会では、日本初、
天井画の天井展示がなされています。
そもそもこれらの作品、大判であり、
かつ、結構極端に短縮がなされている為、
奥行きや動きがけっこうあります。
今回はそれに加えて天井展示なので、
上を見上げる不安定さと
上からの圧迫感で、
それでなくても溢れる臨場感が
益々高まっています。
会場ではパッとしか眺めない方が
多い印象でしたが、
じっくりと眺めて欲しい一品です。
※当画像はネットより拝借)
(フランチェスコ・アイエツ「復讐の誓い」。
すごく惹かれる逸品です。
まず人物描写、
この復讐感にゾクゾクきます。
丁寧な描写もまたいい!
いやぁ暗いですねぇ(笑)。
次に絵としての面白さ、
低コントラスト・低彩度の背景に
高コントラスト・高彩度の人物と、
コントラストの違いで
人物が浮かび上がることに
面白さを感じます。
あとは場面の描写、
私が写真を撮影するならば、
こういった場面は
夜のテラスや屋内で撮影します。
つまり、雰囲気や背景を
暗くするということです。
が、この場面は・・屋外?朝??
クロード・ロランの簡易版の景色
(つまり、希望的景観)
にも思える感じです。
背景の明るさ・すがすがしさ と
人物の暗さ・ドロドロ感、
このコントラストも面白く思います。
あ、以上全て個人的解釈なので、
間違っていたらすみません。
※当画像はネットより拝借)
(ルーベンス
「クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像」です。
私のルーベンスのイメージは
画面全体で動きを出す事が
中心な方なので、
別の作品、「ひげのある男」も含め、
顔だけでここまでの臨場感を出す
作品に出会ったのは、
大変な喜びでした。
ルーベンス作品に
あふれる愛情を見たのも初めてです。
※当画像はネットより拝借)
(極めつけの一枚、
フリードリヒ・フォン・アメリング
「マリー・フランツィスカ・リヒテンシュタイン侯女
2歳の肖像」です。
ホッペをプニプニしたくなりませんか(笑)?
1日に1回は眺めたいですね。
※当画像はネットより拝借)
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