病院の敷地に位置する当館、
少量展示かと思えば全6館と予想外に充実。
分野も広く、
洋画、日本画、中近東出土品、面等々が揃っている。
特に4点、
初見の「リアルな」ルドンの花、
充実の雪舟、
悶絶必至の面、
南国色の茶室は、
鹿児島より更に1時間を、
かけてよかった距離に変えた。
/アートツアラースグル
1号館です。主に絵画が展示されています。鹿児島ゆかりの黒田清輝、藤島武二、東郷青児、梅原龍三郎。そして海外の有名所、ムリーリョ、モネ、ルオー、ピカソ、そして驚きのルドン等々。この1号館だけでもいろいろと揃っています。
早速登場、ルドン「花」です(※当画像はネットより拝借)。
ルドンの花と言えば、私の中ではまず第一にひろしま美術館、三菱一号館美術館のグラン・ブーケ、そして岐阜県美術館のルドン作品群を思い浮かべます。それらはどれも"異形の黒(私の造語です。すみません。)"が色に目覚めて喜びあふれている感じです。
が、当館のルドンの花は もろリアルで、パッと見たときはまさかルドンとは思いもしない作品でした。この作品を拝見するだけでも、当館に来た喜びを感じます。
1号館の近くにニャン子がいました。
にらまれちゃいました(笑)
2号館の階段です。奥にステンドグラスが見えます。1号館と2号館にはラファエル前派をおもわせるステンドグラスが幾つもあります。
右が4号館、左奥に少し見えるのが3号館です。期待するにはちょっと苦しい外観なのですが、入ってびっくり、雪舟の掛軸が6点もありました。
3号館内です。
イランの出土品、クーフィック装飾筒型ガラス瓶です。この色、たまりません。
エジプトのレリーフです。右のレリーフに描かれた鷲が抱える「アンク」が心熱くします。
「アンク」とはヒエログリフで「命」の意味です。渋谷の古代エジプト美術館で教えて頂きました。「オーズ」をご覧になっていた方にはグッと来るものがありますよね。
5号館です。
能面や南九州の面が多数展示されています。
天狗面です。
「鬼神」面です。
神楽面「田の神」です。滑稽と説明されていましたが、私にはこう見えました。
6号館の門です。
入ったらハンミョウがいました。宝石を思わせる綺麗な色ですよね。
福岡に住んでいた頃、香りがいいからと灰色のハンミョウをよく捕まえていましたが、この色のハンミョウはほぼ見たことがありませんでした。敏感なので、撮るのがきつかったです。
6号館です。薩摩焼などが展示されています。
6号館の奥にある茶室「如日庵」です。この南国色、薩摩に来たなぁと思わされます。
敷地近辺の道路です。南国ですねぇ。
レポート中に病院の敷地内と書きましたが、こういった施設もありました。介護支援事業所「オレンジ学園」。甘酸っぱい学園生活の予感がします。
当館は鹿児島中央駅からみて桜島を挟んだ向かい側に位置します。車で1時間ちょっとといったところです。途中には霧島錦江湾国立公園があます。で、ちょっと寄ってきました。桜島が見えます。その手前に停泊していたのは、艦番号115「護衛艦あきづき」 です。
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