設計は線と面が印象的な谷口吉生氏。
いつものモノリス感を超え、
文明遺跡にさえ感じさせる。
展覧会は「ジェームズ・アンソール」。
回顧展だ。
"仮面"への変遷が海外の優れた収蔵品で示されるも、
メナード美術館の「仮面の中の自画像」が私を離さない。
日本を羨む世界の姿が見えた。
/アートツアラースグル
豊田市美術館の外観です。ローマの水道橋のように見えてきます。ですがそれは、「文明遺跡に見える」と言った理由のひとつではありますが全てではありません。遠い未来の人々に過去に優れた文明があったことを示せるような気がして書きました。
フォンタナといえば、多くの作品に「切れ味のいい」微妙なカーブの切れ目を持ちますが、この作品はそれらとは違います。素直に言いますが、「エロ」いんですよね。思春期の私にはそのようにしか見えませんでした。
ジェームズ・アンソール「仮面の中の自画像」です(※当画像はネットより拝借)。
今回の企画展のほぼ全ての作品はアントワープ王立美術館所蔵品で、それはもう逸品揃いなのですが、私の心を特に掴んだのはこのメナード美術館所蔵の作品でした。
この作品がいい作品であるかどうかは主観ですが、日本の美術館には世界が羨む作品がたっぷり所蔵されていることは確かです。アートに恵まれた国にいると実感できました。
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