2013年6月5日

【ArtFM 平山郁夫シルクロード美術館(山梨県北杜市)】

山梨県北杜市の平山郁夫シルクロード美術館へ行った。

百名山八ヶ岳山麓、無人駅すぐ側の当館、
遠く富士と甲斐駒をも望む。

展示はガンダーラ仏と平山郁夫作品で、
大型の作品が多数並ぶ。

特に圧倒の大シルクロードシリーズには、
印象的な景色と色と共に、
積もった年月とパイの皮のような一日とを感じた。

/スグル
 八ヶ岳山麓、高原立地の平山郁夫シルクロード美術館です。遠く富士山と甲斐駒ヶ岳も望みます。


 この建屋、2005年度にグッドデザイン賞を受賞しています。見る位置で見かけが変わるのも面白いところです。


 館内です。

 こちらは第6展示室「大シルクロード・シリーズ」です(※当画像はネットより拝借)。
 シルクロードをテーマとした、「大」と付くにふさわしい大きな大きな作品が数店展示されています。まずはその並ぶ姿に圧倒され、そして色に圧倒されました。
 ちなみに、この展示室以外にも大型の作品が何点も展示されています。その中、平山郁夫「祈りの旅路」には特に心動かされました。夜空に輝く祝福のような星々、人から溢れるのような ろうそくの明かり、ゆっくりと同じ方向に歩く人々。信仰の持つ暖かさや人々を動かす力などを感じました。

 平山郁夫「パルミラ遺跡を行く・夜」です(※当画像はネットより拝借)。

 平山郁夫「パルミラ遺跡を行く・朝」です(※当画像はネットより拝借)。
 展示室に入って即は大きさと色が感動の中心でしたが、各作品に浸るにつれ、その歴史や営みに心動かされるようになりました。これらの作品には、「時間」を感じます。遺跡が描かれているので時間を感じさせるというのもありますが、その他にも、厚く重ねられた絵の具や、彩度の高い色から彩度の高い色への変化が、なおさら時間を意識させます。平山郁夫さんの作品は過去に何度も拝見しているのですが、今回は特に強く「時間」を感じました。

 館の目の前で撮影しました。美術館の中からもこんな感じに見えます。奥に明るい山が八ヶ岳、手前に見える看板が甲斐小泉駅です。

 百名山 甲斐駒ヶ岳です。館の近くで撮りました。この近辺で最も印象が強い山で、男らしく堂々としています。これは登らねばなりません。

 館の目の前より、百名山 富士山です。こんな勇姿を望む事ができます。

 さて、乗った電車です。行きは特急あずさに乗りました。

 続いて小海線に乗りました。中村キース・ヘリング美術館のレポートの際にも紹介したハイブリット車両「こうみ」です。従来のディーゼル車両に比べ10%の燃費向上、60%の有害物質削減がなされています。営業運転車両としてハイブリッドシステムが搭載された世界初の車両です。

 帰りも小海線です。こちらはディーゼル車。かわいいですよね。

 百名山 八ヶ岳の姿です。小海線の車内から撮影しました。

【平山郁夫シルクロード美術館】
〒408-0031
・山梨県北杜市長坂町小荒間2000-6
・0551-32-0225
【開館時間】
・10:00~17:00 (入館は16:30まで)
【休館日】
・火曜日(祝日の場合は開館)
・春と夏の展示替の期間は休館
・詳しい日程は要問い合わせ
【入館料】
・1200円(一般)
・800円(大学生)
【アクセス】
・JR小海線「甲斐小泉」駅すぐ
・JR中央本線「小淵沢」駅よりタクシー10分
※レポートの通り、無人駅の甲斐小泉駅降りてすぐに位置します。駅の目の前の建物が美術館です。

2 件のコメント:

  1. とても魅力的な記事でした。
    また遊びに来ます!!

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  2. スグルです。
    メッセージを頂きありがとうございました。
    大変うれしいです!
    今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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